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天気 雨のち晴れ フライト不成立 いた人 前川 伊藤 高橋(七)

フライト不成立だけど、書くことは沢山ある。 結論から言うと、前川、伊藤、高橋は呪いにかかった。この三人に何か不幸があったら、これのせいだと思う。後半で出てきます。順を追って説明します。

一縷の望みにかけて7時20分にアラームをセットした。目を覚まして、外を見ると雨、霧、風。天気の子を見た次の日だったので、軒下で手でも合わせてみようと思ったけど、眠いので二度寝、三度寝、サンドネシタ(ドラマ 最高の離婚より)。気づいたら9時過ぎになってました。学科などとっくに終えたパイロット前川は高田でのんびり。伊藤、高橋でプライマリーの学科を受講しました。アブを瞬殺する岩村さんの機敏さに笑いそうになりながら、乗り切った。ひと段落して、お昼時になったので、パイロット前川、又の名をクッキングパパがお昼作ってる?今から晴れる?と淡い期待を抱いて高田に行くと、聞こえたのはフライパンの音ではなくいびきでした。三人で仲良く昼ごはん作りましたとさ。

夕方から、スイーツ巡りをした。第一巡選択希望選手「大トロ牛乳」は売り切れていた。諦めてチーズタルトのお店で出来立てを頂いて幸せになった。その後、生どら焼きと癖の強い人形が有名な和菓子屋さんで定番を頂いた。そば茶と合う。 次はどこ行こうと調べていたら、クラフトビールの店が水上温泉街にあるとのことで行ってみた。ビールだけじゃなく射的もした。景品で高田暇つぶしグッズ手に入れたので皆さん是非。

「トンネルのむこうは、不思議の街でした。」 歴史を感じる店、綺麗で立派な旅館と新旧入り混じる風情ある街並みの中で、一際異彩を放っていた「米屋旅館」に前川高橋は惹かれた。薄暗い中に入ってみると誰もいなかった。声をかけると暗がりから、直角に腰の曲がった老婆が出てきた。 前川「日帰り入浴で利用したいんですけど」 老婆「入ってください」 高橋「料金は」 老婆「入ってください」 危機管理能力の高いまりこは入りたくないって雰囲気満載。ここで働かせてくださいじゃなくてよかった。 高橋が風呂の様子を見に行くと、浴槽には冷たい水。入れたものじゃないので引き返そうとすると 老婆「ちょっと待ってください、主人を呼んできますから、主人がいないと何もわからないもんで」 待てど主人は出てこない。 老婆「主人を呼んできますから、主人がいないと何もわからないもんで」老婆立ち去る 皆帰りたみが深まる。 伊藤高橋、前川が館内の喫煙所に行った隙に逃走を試みるが、戻ってきた老婆に捕まり失敗。 老婆「主人を呼んできますから、主人がいないと何もわからないもんで」 ロールプレイングゲームの村人Aの如く繰り返す台詞に、三人はある仮説を立てた。 主人はずっと前からこの世にはいなくて、ボケてしまった老婆は来る客にこの言葉を言って困らせているのでは、困らせるだけならまだしも、風呂に入ったら戻れない呪術にかかってしまうのでは、繰り返されるフレーズは呪文なのでは、そんな荒唐無稽な妄想が捗る程、館内の雰囲気は時が止まっていて不気味なものだった。主人を探しに奥の方へ行った隙に脱出した。この街から出た方がいいと、逃げるように車に乗った。ルームミラーを見ると、ありえない速度で直角老婆が追いかけてきた(かもしれない)

コガさんが夜ご飯をご馳走してくれた。それはもう本当にご馳走で、手羽先3.40本、刺身盛り合わせ大量、スーパーで好きなもの買ってこいと自由に買わせてくれた各種つまみ、酒、ハーゲンダッツ、アンパンマンポテト30個入り等々、高田に持って帰りいざテーブルに広げてみると、それはもう四人前とは到底思えない量になっていた。完食した。 いい感じに気分良くなった皆で素敵な話をしたり、腕相撲に興じたりと素敵な夜だった。

追伸 コガさんに腕相撲で勝てなかった悔しさから、翌日絶対リベンジしてやる、指二本で倒してやると意気込んでたのにやりませんでしたね。「君の」本当の「名は」パイロット前川でも、クッキングパパでも、ニギハヤミコハクヌシでもない。呪われて忘れているようだよ。 前川ログ第二弾でした。

高橋@鳥のフンによく当たる(呪い)