「5日目の悲劇」前編
時刻は24時を過ぎた。
門限が23時であるこの免許合宿では許されることではないだろう。しかし私はそれどころでは無かった。
カラオケから帰ってきた後風呂に入ったり晩飯を作ったり晩飯を食べたり忙しかったこともあり、長い時間スマホから離れていた。
悲劇はその後に起きた。スマホが無いのである。私はとても焦った。カラオケ店には2回も電話をかけた。そして実際にもう一度行き直接探させてもらった。
それでも見つからない。
帰りに寄ったウェルシアや道中を探しても見つからず、部屋を探し回っても見つからない。
何をすればいいか分からなくなったため私は布団に潜り寝る体勢に入った。明らかな現実逃避である。しかしこんな情けない僕に救いの手が差し伸べられた。
シンバがスマホを探すという機能をパソコンで使用してくれるというのだ。自分では思いつくことができないであろう手であったため光が見えてきた気がした。そしてApple IDとかを打ったらなんとスマホの現在位置が出てきた。そこはなんと帰りの道中で通った場所であった。
白井@次回へ続く